トヨタ/ヴェルファイア、ノア、アルファード、ハリアー、ランクルやホンダ/ヴェゼルといったSUVやワゴン車のバックドアを外から手動で開ける際に、大変だと感じたことありませんか?
これらの車の場合、運転席でスイッチを押すだけで、自動でバックドアが開いてくれる為大変便利なのですが、外(バックドアのドアノブ)から手動で開ける際に、重くて不便に感じることがあります。
実は、外から開ける場合でも、自動でバックドアを開けてくれる後付けのパワーバックドアキットが販売されており、取り付けると大変便利です。
取り付け作業はプロのメカニックに依頼することが確実で、Seibiiでは、後付けパワーバックドアキットのお取り付けを出張で行っています。今回は、パワーバックドアキットの価格や取り付け方について解説しました。今回実例としてあげている車は、30系アルファード/ヴェルファイアのパワーバックドアキットです。
目次
後付けパワーバックドアキットと価格
ヴェルファイヤ、ノア、ハイエース、アルファードといったお車では、運転席のスイッチとスマートキーのスイッチを押すと、バックドアが自動で開きます。しかし、バックドアのドアノブからドアを手で開けようとすると、自動では開いてくれません。
そこで、手で開けたときでも、自動でバックドアが開く「社外の後付けパワーバックドアキットキット」が発売されており、特に30系のアルファード/ヴェルファイアのオーナー様から好評を博しています。
パワーバックドアキットの価格
車種やメーカーによりますが、今回取り付けを行ったのは「シェアスタイル トヨタヴェルファイア アルファード30系 パワーバックドアオープンキット」で、価格は6,000円程度です。
車種により製品が異なる為、困ったら無料相談!
車種によって取り付け可否・購入すべきキットが異なります。Seibiiにチャット・LINE・お電話でご相談頂ければ、整備士が無料で相談に応じます。お気軽にご連絡ください。
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取り付け手順:30系アルファード/ヴェルファイアのパワーバックドアキットの場合
まずは取り付け手順のおさらいです。作業時間は、およそ30分~1時間ほどで終わる内容です。
- ウェザーストリップ
- 屋根のクリップ取り外し
- 配線
- 電源とアース
- 本体取付
- 外した部品の戻し
ステップ1 : ウェザーストリップ取り外し
まずは、バックドアを開けて、ウェザーストリップ(ドアの周りのゴム)を取り外します。
ウェザーストリップとは
ウェザーストリップとはドアとボディーの間に入っているゴムの事で、外からの雨水やホコリ、走行時の風の侵入などを防ぐ役割をしています。
(TOYOTAより引用)
ウェザーストリップは2つあり、ドア側とボディー側に付いています。双方共に、ウェザーストリップの中は空洞で、ドアを締めた時に、潰れて密着性が高まるような仕組みになっています。
ウェザーストリップ取り外し
ゴムは枠に嵌っているだけなので、引っ張れば簡単に外れます。
しかし、ゴムが嵌っている部分にべとべとしたものが付いています。これが手に付着したまま、内装を触ってしまうと、お客様の車の内装を汚してしまうので、手に付着しないように気をつけて作業します。
拭き取ってはいけないベトベト
ウェザーストリップを取り外すと、ゴムが嵌っている部分にベトベトしたものが付いています。
このベトベトの正体はシーリング剤です。ウェザーストリップとボディーの密着を良くし、気密性を高める役割をしています。
汚いと思って拭き取ってしまうと、ウェザーストリップを嵌めても緩かったり、隙間から雨水が入ってくるかもしれないので、絶対に拭き取らないようにしましょう!
ステップ2 : 屋根のクリップ取り外し
ウェザーストリップを外したら、次は屋根のクリップを取り外し、コネクターを見つけます。
クリップリムーバーなどを使用し、クリップを取り外します。
無理やり手で取り外そうとすると屋根の内装が傷つく可能性がありますので、工具を使用してクリップを外します。
屋根のクリップが外れてたら、製品のパワーバックドア本体を屋根の中に仮置きします。
ここでコネクターを取り付けると、リレーが誤作動を起こす可能性がありますので、ここでは本体は取り付けず、黄色と黒の配線だけ取り出し、本体は一旦屋根の中に置いておきます。
ステップ3 : 配線
配線の繋ぎ方
黄色と黒の配線は本体を作動させるための電源とアースの配線になります。
黄色の配線は「パワーバックドアスイッチ」に繋ぎ、黒の配線は「ボディーアース」に繋ぎます。
場所
「パワーバックドアスイッチ」は助手席グローブボックス裏にあります。
「ボディーアース」は金属が出ているボディーと繋げば問題ありませんが、バックドア付近で簡単にボディーアースがとれる場所が無いため、こちらも黄色の配線と一緒にグローブボックス裏まで配線を持っていき、ボディーアースを取るのが一番簡単な方法かと思います。
取り回し
配線を助手席グローブボックスまで持っていきます。
ウェザーストリップの中に這わせ、屋根と内張りの間を通し配線を前まで持っていきます。
Aピラー取り外し
前まで配線を持ってきtら、助手席側Aピラーの内張りを取り外します。
クリップだけで留まっているので、引っ張って取り外します。
グローブボックス取り外し
次にグローブボックスを取り外します。
グローブボックスを開け、左右に引っかかっている爪を避けるとグローブボックスが手前まで倒れます。
グローブボックスを倒したら、手前に引っ張ると外れます。
グローブボックスを手前に倒さないで引っ張って取ろうとすると、可動部が破損する可能性があるので、最初に手前に倒してから引っ張って外します。
ステップ4 : 電源とアース
配線をグローブボックス裏まで持ってきたら、電源を取ります。
グローブボックス裏にコネクターがたくさんありますが、電源を間違えないように結線しないと、パワーバックドアが正常に作動しないばかりか、最悪コンピューターが壊れてしまう危険性があります。
ですので、確実に間違えないように電源を取り付けます。
電源
3つの白いコネクターが付いたボックスの一番下のコネクター、そのコネクターの緑の配線が「バックドアスイッチ」の配線になります。
アース
黄色の配線を上記の緑の配線に結線し、黒の配線は2枚目の写真のアース箇所に取り付けます。
(メーカーHPより)
ステップ5 : パワーバックドア本体取付と動作確認
電源の取り付けが終わったら、本体を取り付けます。
下図のカマルのコネクターを取り外し、本体のコネクターを間に割り込ませます。
本体を屋根の中に隠したら、作動の確認を行います。
商品によって異なる動作確認
今回取り付けたシェアスタイルの製品は「バックドアスイッチ長押し」または「バックドアスイッチ2度押し」を行うと自動でバックドアが開きます。
製品によって作動は変わってきますので、説明書を読み正しく作動するか確認します。
ステップ6 : 外した部品を取り付け
バックドアが正しく作動したら、今までに取り外した内装や部品の取り付けを行います。
コネクターやクリップの付け忘れが無いように注意して戻していきましょう。
取り外した部品をすべて元に戻したら完了です。
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