2~5年ごとに交換が必要なヴォクシーのバッテリー。
交換を業者に依頼することもできますが「自分で交換して工賃を抑えたい」「お店に車を預ける時間がない」という方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、ヴォクシーのバッテリー交換手順や適合表をご紹介します。
バッテリーの交換時期が近い方や、性能の低下が心配な方はぜひ参考にしてください。
ヴォクシーのバッテリー型式
ヴォクシーのバッテリー型式は、搭載エンジンや年式によって異なります。
今回は比較的年式の新しいモデルをピックアップし、車両型式ごとの標準搭載バッテリーをご紹介します。
【ヴォクシーバッテリー型式(一部)】
- 6AA-ZWR90W:LN2
- 6AA-ZWR95W:LN2
- 6AA-ZWR80W:LN2
- 6BA-MZRA90W:LN2
- DAA-ZWR80W:LN2
- 3BA-ZRR80W:S-85
- 3BA-ZRR85W:S-85
- DBA-ZRR80G:Q-55
適合バッテリーは型式から検索ができますので、どのバッテリーを購入すれば良いか分からない場合はネットで検索してみましょう。
正しい製品が選べるか不安な場合は、車検証や車両情報からプロに適合品を探してもらうことをおすすめします。
ヴォクシーのバッテリー交換に必要な工具
バッテリーは、非常に高い電圧がかかる部品です。安全に作業を行うためにもバッテリー交換を行う際には次の工具を用意しましょう。
【バッテリー交換に必要な工具】
- ゴム手袋
- 養生テープ
- スパナ
- サンドペーパーやワイヤーブラシ
- 保護メガネ
- メモリーバックアップ
ここからは、それぞれの工具が必要な理由をご紹介します。
ゴム手袋が必要な理由
ゴム手袋は、バッテリー交換時の感電を防ぐために使用します。
バッテリーは高い電圧がかかる部品のため、常にゴム手袋を付けた状態で作業を行うよう心がけてください。
劣化により膨張や液漏れをしている場合は非常に危険です。異常がある場合にはプロに交換を依頼すると安心でしょう。
養生テープが必要な理由
養生テープはショートを防ぐために使用します。
バッテリーにはプラス端子とマイナス端子があり、端子同士が触れ合ったり、ケーブルがボディに触れたりすると過電流が流れショートしてしまいます。
ショートが起きればやけどや火災に繋がる可能性もありますので、養生テープで絶縁しておきましょう。
スパナが必要な理由
スパナは、バッテリーの固定金具やケーブルの端子を脱着するために使用します。
スパナのサイズはメーカーや車種によって若干の違いがありますが、ヴォクシーの場合は10mmもしくは12mmのものを用意しましょう。
サンドペーパーやワイヤーブラシが必要な理由
サンドペーパーやワイヤーブラシは、バッテリー端子の清掃に使用します。
バッテリー端子は、サビなどにより汚れが付着しやすく、汚れがたまると電気の流れが悪くなりますので、バッテリー交換を行う際にキレイにしておくことがおすすめです。
汚れがひどくない場合やサンドペーパーやワイヤーブラシを用意できない場合は、かるく拭き取るだけでも良いでしょう。
保護メガネが必要な理由
保護メガネは、バッテリー交換の作業中に生じる金属粉やバッテリー内部の液体から目を守るために使用します。
バッテリーの劣化が進んでいる場合には、腐食したケーブルや端子から出る汚れにも注意が必要です。
メモリーバックアップが必要な理由
メモリーバックアップは、バッテリー交換時に車両メモリーを飛ばさないためのものです。
車両メモリーとは、カーナビ・時計・オーディオなどの設定を指しており、バッテリー交換により一時的に電源が遮断されることが原因でメモリーが消えてしまいます。
一度メモリーが消えると再設定の必要があり、非常に手間がかかりますのでバッテリー交換時にはメモリーバックアップを行なっておきましょう。
メモリーバックアップはネットやカー用品店で3,000円前後で購入できます。
ヴォクシーのバッテリー交換手順
ヴォクシーのバッテリー交換は、次の手順で行ないます。
作業中は安全に作業を行うためゴム手袋と保護メガネを付けるようにしてください。
【ヴォクシーのバッテリー交換手順】
- バッテリー端子の清掃
- メモリーバックアップ
- 金具とケーブルと取り外し
- バッテリーの交換
- ケーブルと金具の取り付け
バッテリー交換手順:①端子の清掃
まずはバッテリー端子の清掃を行ないましょう。
端子やケーブルに汚れやサビが付着していると電流の流れが悪くなります。
バッテリー交換手順:②メモリーバックアップ
金具やケーブルを外す前に、車両に保存されている情報を保護しましょう。
メモリーバックアップ装置のプラスのワニ口はプラスケーブル端子に、マイナスのワニ口はマイナスのケーブル端子に取り付けてください。
電池を入れた状態でプラスとマイナスの金属部分が接触するとショートしてしまうので、注意が必要です。
バッテリー交換手順:③金具とケーブルの取り外し
バックアップ装置の取り付けができたら、バックアップ装置は接続したままバッテリーケースを固定している金具とケーブル端子を取り外します。
ケーブルを取り外す際には、必ずマイナスの端子から作業を行なってください。プラスから取り外してしまうと工具がボディに接触しショートが起こる危険があります。
バッテリー交換手順:④バッテリーの交換
古いバッテリーの金具とケーブルが外れたら、台座からおろし、新しいバッテリーに載せ替えます。
バッテリーの重量は10kg程度と非常に重いため、落としたりボディを傷つけたりしないよう注意してください。
バッテリー交換手順:⑤端子と金具の取り付け
新しいバッテリーを台座に載せたら、固定用の金具とケーブル端子の接続を行ないます。
取り付けの場合は、プラス端子から取り付けるようにしましょう。古いバッテリーの取り外し手順とは逆の作業順となります。
バッテリーが固定されたことを確認したら、メモリーバックアップを取り外し交換作業完了です。
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