目次
自己紹介
(佐川)
本日は国民民主党、参議院議員、浜口誠さんをゲストにお迎えしていきます。
なぜ、浜口さんとゲストに及びしたのかというと、
(森日菜美)
はい
(佐川)
先日3月8日の参議院予算委員会で、整備士に関する答弁が、整備業界の間で大変話題になりまして
(森日菜美)
ほう
(佐川)
その答弁の中では、須賀内閣総理大臣から、業界にたいするエールの言葉ももらっていまして、人材不足、処遇改善の必要性を認識、しっかり応援察せて頂くというコメントを頂いていいるんですけれども、その答弁を行ったのが浜口議員ということでお招きしました!
(森日菜美)
では早速ですが、簡単に自己紹介からお願いしたいと思います!
(浜口議員)
私参議院議員の国民民主党の浜口誠でございます!
(森日菜美)はい。
(浜口議員)
私はですね、もともとトヨタ自動車、民間企業にですね、大学を卒業しまして入社したんですけれども、やっぱりあの民間企業ですから、幅広い皆さんと知り合うのも大変興味深くですね、民間企業の時は仕事をしていたんですけれども、でもなんで議員になったか、ということなんですけれども、
(佐川)
ぜひ聞きたいですね。
(浜口議員)
もともとはずっとサラリーマンで二十数年ですね、働いていたんですけれども、その途中にですね、労働組合の役員もさせていただきまして、
(佐川)
はい。
(浜口議員)
その当時ですね、労働組合でいろいろ職場のですね、労働組合の方の困りごとですとか、あるいは労働条件の改善とかですかね、そういうのも取り組みとしてやっておったんですけれども、で、その労働組合が終わった後はまた職場の方にですね、会社の方に戻らさせていただいて、
(森日菜美)
はい。
(浜口議員)
で、一時期海外の方にも、インドネシアのジャカルタに2年間くらいいたんですよね、その当時にですね、私の先輩の議員さんが、もうご勇退されるという話になりまして、でその後にですね、労働組合の皆さんの方から次の国会議員として浜口誠を擁立するんだ、とういようなお話になりまして、で、わざわざですね、インドネシアのジャカルタの方までこ来られてですね、次、浜口でいくことに決めたから、とこういうお話を頂いて、
(森日菜美)
へぇーーーーー
じゃあそれって、
(浜口議員)
それで急遽戻ってきたんですね。
(佐川)
なるほど、それはもう仲間からの信頼がすごく厚いってことのお話ですよね、それは。
(森日菜美)
うん、あってこその!
(浜口議員)
もう本当にちょっとびっくりしましたけどね。そういうことは全く思っていなかったものですから
(佐川)
あ、そうなんですか。
(浜口議員)
大変あのー、私自身びっくりしたんですけれども、ただ、誰かが働く皆さんの声を政治の世界に届けていく役割を担わなきゃいけないなって言うのは、労働組合の役員をやらせていただいていた頃からですね、感じておりましたので、ここはですね、そういうお話があるのであれば、心を決めて、この世界に飛び込もうかな、ということで、2016年に多くの仲間の皆さんに応援していただいて、政治の世界に飛び込まさせていただいたと、いう状況です。
(佐川)
なるほど。いやなんか、もうこの話を聞いただけですごく素晴らしいお方なんだなというのが想像できるんですけど、
(森日菜美)
そうですね。
プライベートは家庭的!?
(佐川)
まぁ、ちょっと本題に入る前にプライベートな話なんかも、最初なんできいてみたいななんて思っているんですけど、国会議員されていると毎日お仕事忙しいと思うんですけれど、
空いた時間なんかはどういったお過ごし方をされているんですか?
(浜口議員)
そうですね、なかなか私もですね、全国、今はコロナ禍なので外にいけないんですけれども、
(森日菜美)
うんうん
(浜口議員)
コロナになる前はですね、私の選挙区は全国比例区という選挙区なんで、北は北海道から南は沖縄までですね、47都道府県にね、平日も週末も時間があれば、
(佐川)
なるほど
(浜口議員)
全国を巡って色んな方をお会いして、ご意見を聞いたりお話したりっていうのが多いんです。
(森日菜美)
はい
(浜口議員)
で、まぁ今はコロナ禍で、去年の1月ぐらいからそういう活動はできないんですけれども、今は週末とかはですね、やはり国会の色々な準備とかもあってですね、議員会館に行くことも多いんですけれども、本当に家にいる時には、結構家事をやったりですとか、
(佐川)
お、家事を
(森日菜美)
おー!
(浜口議員)
実はですね、単身赴任なんで、家族は愛知の方にいるもんですから、
(森日菜美)
はいはい
(浜口議員)
東京にいる時は私は単身なんで、結構お料理したりすることも全く苦ではないし、アイロンも自分で、この着てる服とかも自分で
(森日菜美)
はい、されてるんですか?
(浜口議員)
はい、自分でです
(森日菜美)
はーすごい!
(佐川)
それはサラリ―マン時代からやられてるんですか?
(浜口議員)
そうですね、海外に行った時からじぶんでやらなきゃっていうことで、
(佐川)
あー
(浜口議員)
だんだんこう、女子力というか(笑)家庭力を磨いてきたもんですからね
(森日菜美)
(笑)
(浜口議員)
そういう面では、平日なんかは、自分で家事をやったりしながら、まぁリフレッシュにもなるんで
(森日菜美)
はいはい。
私も最近一人暮らしを始めたんですけど、アイロン掛けはできないです
(浜口議員)
本当ですか
(佐川)
疲れちゃって?
(森日菜美)
アイロン掛けはできないですね、もうあの、洗濯物を頑張ってこう引っ張るので精一杯でっすね、アイロン掛けすごいですね
(浜口議員)
もう順番がありますからね(笑)
(佐川)
(笑)
(森日菜美)
手順が!(笑)
(浜口議員)
そう手順があって
(佐川)
親近感がわきますね
(森日菜美)
わきますね
浜口議員と考える整備業界の今後
(佐川)
いやぁ、すごく親しみを感じやすくなったところで、ちょっとここで本題の方に移っていこうと思うんですけれども、改めてあの、国会でお話されていたことも踏まえてお聞きしたいんですが、浜口議員の整備業界に対する見立てというか、課題、あとはもっとこうすべきだみたいなことを改めてお伺いしたいと思っているんですけれども、
(浜口議員)
はい。ありがとうございます。まさにあの~、佐川さんが言われた業界の
皆さまから様々なご意見が今届いていると思います。で、私もですね、本当に自動車整備士の皆さんというのはですね、まさに自動車社会の安心と安全を守ってくれる、そして社会にですね、大きく貢献してくれている本当に重要な仕事だなあと、思っております。だからこそですね、この業界で働いてくださっている皆さんが誇りをもって、そして、若い皆さんが自動車整備士になりたいなと、
(佐川)
そうなんですよ
(浜口議員)
思ってもらえるような仕事にしていかないといけないと思っております。で、一方でですね、今整備士の専門学校に行く若者がですね、この10年で半減なんですよね。
(森日菜美)
ふーん
(佐川)
足りないって言われているのに半減ですからね、
(浜口議員)
そうなんです、これまでは年間で1万3千人くらいの若い皆さんが整備士学校行ってたのが、今は年間で6千人ちょっとまで減っているという状況ですし、人手不足で、有効求人倍率は4.77というですね
(森日菜美)
は~
(佐川)
平均が1倍ちょっととかなんですよね
(浜口議員)
1倍ちょっとなんです、だから劇的に人手不足なんですよね
(森日菜美)
はい
(浜口議員)
はい、もう足りないと、企業は来てくださいと、門徒を広げているんだけども、採用できる採用できる整備士さんの数がもう減ってきている状況ですし、その中で、処遇面もですね、やっぱり全産業平均が430万ちょっとくらいなんですけれども、整備士の皆さんは390万ぐらいということでかなりですね、年収水準も全産業水準よりも、整備士の皆さんの方が年収が低いと、こういう状況にあるものですから、やはり整備士の皆さんがもっともっとやりがいをもって頂くための環境作りっていうのがこれからますます必要になってきているなっていうのが、私の問題意識で、それはずっとですね、国会の中でも言い続けてきたんですけれども、
(佐川)
あ、そうですか、はい
(浜口議員)
この前ですね、予算委員会っていう
(森日菜美)
はい
(浜口議員)
国会の中でも花形委員会と呼ばれる委員会で、
(森日菜美)
うんうん、はい
(浜口議員)
で、NHKのテレビ放送も入る回があるんで、
(佐川)
そうですね
(浜口議員)
このテレビ放送の入る回を使って、須賀総理、赤羽国家交通大臣にもう一度ですね、自動車整備士の皆さんの重要性、必要性、この点をですね、政権のトップの皆さんに
(佐川)
そうですよね、
(浜口議員)
しっかりと認識していただく必要があるなという想いでですね、この前も質問させていただいたと、いう経緯なんですね
(森日菜美)
うん
(佐川)
いや、本当に素晴らしいな、と思いましてですね、業界的には拍手喝采というか、本当にもう応援こ声が沢山集まったんじゃないのかなと、思うんですけれども、
(浜口議員)
ありがとうございます
(佐川)
とはいえですね、整備業界としても整備士としても、求めてばかりじゃダメだよね、という所で、もちろん国にもできることはいろいろあるともうんですけれども、で、まぁ提案が重要だよなぁと思っていてですね、で、どうずればじゃあ所得が上がるのか、どうすればじゃあ社会的地位が上がるのか、ていうのを私なりにもこう、色々考えているところはあってですね、
(浜口議員)
はい
(森日菜美)
うん
(佐川)
たとえば、その整備士といっても当然仕事の内容ってものすごくいろいろあるじゃないですか、お医者さんが眼科もあれば外科もあれば、内科もあればっていうふうに、メカニックもそのいわゆる故障診断みたいなコンピューター診断が得意な人がいれば輸入車が得意なひともいればっていうことで、得手不得手がやはりあるので、この辺のその得手不得手をしっかりやって、今風にはデータベース化じゃないですけれども、
(森日菜美)
うん
(佐川)
きっちりと整えていって、適切な仕事とのマッチングっていうのが出来るようになっていくと、所得も上がっていくんじゃないのかな、とかですね
(森日菜美)
うん
(佐川)
あとはスキルなんかもやっぱりそうだと思ってまして、
(浜口議員)
そうですね
(佐川)
どうしても民間任せになっちゃってるので、
(浜口議員)
なってしまうね~、はい
やっぱりね、車自体もだんだん高度化してきているんですよね、自動運転の技術も進化していますし、自動車自体も電気自動車ですとか、将来的にはFCVと言われる燃料電池だとかですね、
(佐川)
そうですね
(浜口議員)
どんどん自動車の技術が進化している、それに対してじゃあ整備士の皆さんのスキルもそれに対応できるものにキャッチアップしていくための後押しも業界全体でやっていく必要があるという風に考えています。
(佐川)
必要ですよね
(浜口議員)
今、国土交通省もですね、将来的には、彼らは5年くらいかけて車の高度化に対応した、整備士専門学校のカリキュラムを変えていないといけないとか
(佐川)
そうですよね
(浜口議員)
後は整備士試験ですよね、国家資格ですから、整備士の皆さんの試験内容もですね、新たに整備士になる方に対しては変えていく、というビジョンは持っているということは聞いています。で、さらに今の整備士の皆さんは、それをですね、講習会等でですね新しい技術を取り込んでいただくというですね、その辺もしっかりサポートしていくのも行政の役割りだとおもっていますので、その辺をうまく組み合わせて、より高度化に対応する整備士の皆さん自身の知識ですとかスキルの向上というのもですね、しっかり整えて応援していかないといけないなと思っています。
(佐川)
そうですよね、まさにそこは国が結構できるところ、頑張りどころだと思っていて、高度化した車を直せるのってすごいじゃないですか、だからこのすごい仕事をどう国交省なり国が若い子たちに伝えられるかってところが出来ると人気も出てくるし、
(浜口議員)
やっぱり自動車整備士に皆さんは本当に最新の技術を扱ってる、そういう最先端の仕事なんだって言うのをね、若い皆さんにも知ってもらわないといけないんですね
(佐川)
そうですね
(浜口議員)
今どうしても若い皆さんからすると、整備士の皆さんの役割りって言うのが、なかなかそういうイメージに至ってなくてですね、イメチェンを図っていかなけえればいけない、パラダイムを変えていかないといけないと思っているんですよね、本当そこは大事だと思います。
さらに、整備士の皆さんの地位を上げるという意味でいうと、ご両親世代にも整備士の仕事をわかっていただかないといけないですね、
(佐川)
そうですね
(森日菜美)
うん
(浜口議員)
高校生が進路を決める時に、整備士になりたいから整備士の専門学校に行きたいと言ってお母さんとかに相談すると、ちょっとそれはやめておきなさいっていう、
(佐川)
あーなるほど、
(浜口議員)
結構そういうのもあるって聞くんですね
(森日菜美)
はー
(佐川)
なるほどねー
(浜口議員)
結構お父さんお母さんがあまり理解していただいていないもんだから、
(佐川)
イメージで語っちゃう
(浜口議員)
そう、イメージで語ってしまって、
(森日菜美)
了承を得てからこそですもんね、
(浜口議員)
そうなんですよね、お父さんお母さんが、頑張りなさいと、そのために整備士の学校行って来なさい、応援してあげるから、となってくると、また高校卒業する段階で若者たちの進路の選択肢の幅も広がって、その中にしっかり整備士というものが居続けられるんじゃないかなと思っているんで、まさにね、社会的地位を高めるという意味では、そういうお父さんお母さん世代の皆さんにもわかっていただくというのもですね、これから若者たちの整備士を目指す道をしっかりと切り開くという意味では、大切な視点かなぁと私としては感じていますね。
メカニック応援サポーター日菜美ちゃん!
(佐川)
本当にそうですね。ちなみに何ですけど、メカニックをかっこよくしたいということで、一役かってくれているのが、森日菜美ちゃんなんですよ、メカニック応援サポーターですから。
(浜口議員)
素晴らしい!!
(森日菜美)
ちょっといきなり振られて今びっくりしちゃいました。
(佐川)
ぜひ国のポスターにメカニック応援サポータ―として彼女を売り込んでますけど今
(浜口議員)
(笑)
(森日菜美)
ぜひ、森日菜美と申します。
ちょっと何か書いてますけれども、
(浜口議員)
ここにメモりました(笑)
(佐川)
でも本当にね、メカニック応援サポーターとして毎週メカニックと会話しているので、
(森日菜美)
そうですね
(浜口議員)
あの、海猿という映画が出来て、一気にあれでね、海上自衛隊を目指す若者が増えたんですね、
(佐川)
確かにそうですね
(浜口議員)
やっぱりああいうのもイメージを変える問う意味ではインパクトがあったと思うんですよね。
(佐川)
そうですよね
(森日菜美)
たしかに
(浜口議員)
冗談なしでね
(森日菜美)
はい
(浜口議員)
自動車整備士の皆さんの恋物語、ラブストーリーを
(森日菜美)
特に整備士に焦点を当てた映画というか、作品を
(佐川)
ヒロインでね
(浜口議員)
そう、整備士に焦点を当てたドラマか映画なんかをね、ゴールデンタイムの全国ネットで
(佐川)
そうですね
(浜口議員)
十何話完結!くらいのやつで、
(森日菜美)
あの、裏にマネージャーさんいるのでお礼しておけば、たぶんつかみ取ってくれると思うので(笑)
(浜口議員)
そういうのも一つのね(笑)
(佐川)
そうですよね。最新鋭のだけじゃなくて古いメカニックカーを直すのもそれはそれでかっこいいし映画なんかでも絵になる気がするんでね
(浜口議員)
つなぎを着て作業する、それも今までみたいに油まみれになるシーンもあってもいいんですけど、それとは違ったね、最先端の車を、「俺に任せろ!直してやるから!」みたいなそういうストーリーで、かっこよく
(佐川)
たしかにそういうのあったら面白いですよね
それをね、もりひなちゃんみたいな、綺麗な美女がメカニックの皆さんを、カードクターである自動車整備士と恋して、ラブストーリーが展開していく
(森日菜美)
(笑)
もう全部話が出来上がっていますけど(笑)
どこにあるんでしょうか、あれれ(笑)
(浜口議員)
本当に色々な工夫だとかアイデア出しながら、整備士の皆さんのイメチェンを是非図っていくこともね、色んな工夫もしたいなあと思いますよね。まぁ自動車整備士の皆さんを管轄している国土交通省の整備課の皆さんにはどんどんアイデア出してやってくださいよ!
(佐川)
いやぁ本当ですね
(浜口議員)
ということもですね、私お願いしているんですけれども、
(佐川)
是非!是非それは続けて頂いて。
こういう国会議員の方がいらっしゃるんだということを恥ずかしながら私知らなかったので、やっぱいるんだなと、すごく心強く感じていますし、
(森日菜美)
うん
(佐川)
僕に限らず、業界全体思っているはずなので、是非ちょっと本当に応援したいと思います!
整備士から浜口議員に伝えたいこと
(佐川)
ここからはですね、事前にTwitterで、浜口議員に伝えたいことを募集させていただいたんですね、
(森日菜美)
ほう
(佐川)
これが結構集まりましたので、ひとつひとつせっかくなんで、
(森日菜美)
生の声ってことですもんね
(佐川)
はい、紹介していこうと思うので、浜口議員からもぜひコメントを頂きたいなと
(森日菜美)
はい
(佐川)
まずですね、オオタリクさん!答弁から、整備士の処遇を変えたいという想いがすごく伝わってきました。
(浜口議員)
ありがとうございます
(佐川)
質問と、回答側の熱意の差にも驚きましたが、是非頑張ってもらいたいです、と来ております。とのとこです。
(浜口議員)
ありがとうございます。
でも、赤羽国土交通大臣もですね、本当に整備士の重要性って言うのは、十分わかっていただいていると、思ってますし、
(佐川)
そうですよね。
(浜口議員)
これから、予算面も含めてやっていきます、と答弁の中でも触れて頂いている頂いているので、問題意識の共有はできていると思っていますので、
(佐川)
そうですよね
(浜口議員)
国側もですね、今後色々な形で応援していただけるように、私も何回もやり取りを続けていきたいと思っております。
(佐川)
いやー心強いですね
(森日菜美)
初っ端からエールですね
(佐川)
次はですね、マサタカさんからコメントを頂いております!
(浜口議員)
はい
(佐川)
自動車関連の各種税金や、車検時の店舗への負担軽減も検討してほしいです、と。
で、まぁユーザー視点からすると、予算オーバーで、本当に必要な整備を高いから検討できないな、みたいなのが起きてしまうと、それは店舗のせいだけではないですよね、と。
なので、重量税とか自賠責とか、車検時に必ずしもまとめて払わなくていいよっていう風になると、本当に必要な整備を提案出来て、且つ、お客さんもそれに対してお金を払いやすくなるんじゃないのって、そうすると、整備士の所得も上がっていくのではないかっていう意見もありました。
(浜口議員)
なるほど。まさにですね、自動車の税金って言うのは、日本の自動車ユーザー大変重い負担を担って頂いているって言うのが事実なんですよね
(佐川)
そうですよね
(森日菜美)
はい
(浜口議員)
海外の自動車ユーザーというか、ベンチマークと比較すると、日本の自動車ユーザー、アメリカと比べると、車体課税という車体にかかる税だけをですね、見てみると、アメリカよりも30倍高い
(佐川)
30倍!?
(森日菜美)
んー!?
(浜口議員)
ドイツと比べても4倍高いと、
(森日菜美)
えー!
(浜口議員)
それだけ重量税も含めてですけれども、車体課税というですね、税金のくくりでいうと、日本の自動車ユーザーの場合は高いもんですから、この自動車の税の負担ををですね、もっと軽減していくというのも我々にとって大変重要なテーマになってきているんで、まさにですね、お話あった通り、自動車の税の負担軽減というのは、これからも、非常に重要なテーマの一つとしてやっていきたいという風に思っています。
(佐川)
で、次がですね、整備工場テレポートさん!自動車産業は、日本の産業を支える屋台骨の役割りを担っていると考えます。その中のアフターサービスを担っているのが自動車整備士。自動車産業の中では、山に例えると裾野だとは思いますが、非常に重要で、責任も重いし危険な仕事でもあります。より具体的でより早急な提言を期待!ということで
(浜口議員)
はい。本当にそうですね、車は販売して終わりじゃないんですね、やっぱり車って長い年数使って頂けるし、長い距離走る車もありますから、そのアフターサービス、整備がですね、充実していないと、お客様は安心して自動車に乗ることかできないものですから、やはり各メーカーさんもですね、そういう意味で言ったら、自動車整備士の皆さんの仕事が非常に大切になってくるということですね、お客様からすると、やはり整備も含めて、サービスも含めて、そのブランドにたいしての信頼というものを持つものですから、非常にですね、その縁の下の力持ちという立場で、自動車整備士の皆さんは頑張ってくださってると思っていますから、非常に重要な役割をですね、日々担って頂いていると思っていますので、我々自動車ユーザーは感謝しないといけない
(佐川)
本当そうですね、そこなんですよね、もっとユーザーがわかってほしいなって。
はい、次がですね、マルフクチャンネルさん!ちょっと厳しめの質問にはなっているんですけれども、今の整備士が置かれている状況はわかったんですけれども、それを打開するための策が抽象的でわかりませんでした。なので、整備士の待遇改善にたいする具体策は、実行可能か、また、いつまでに可能か、
(森日菜美)
おー
その策に対する政治家としての責任は。対策と意気込みが知りたいです。ということで、なかなかちょっと厳しめなんですけど、
(浜口議員)
(笑)
本当ですね、本当に難しいテーマなんですね、処遇改善というのは。粘り強く取り組んでいく必要があるテーマだという風に思っています。私としてはですね、まず経営者の皆さんの意識を変えて頂くことも大事だと思います。やはり若い皆さんだとか、整備士の皆さんを魅力ある仕事にしていくためには、経営者の皆さんもですね、そいいう皆さんに対してしっかりとした処遇をしていく必要があるんだというですね、経営者マインドも変えていく必要があるなという風に思っていますし、あとは我々議員側からするとですね、国に対してしっかりと整備士の皆さんの処遇改善について政治側からも取り組んでほしいということをですね、議員立法という形で、国に対してそういう検討をしっかり法律の面でさせるということもですね、考えていく必要があるんじゃないかという風に考えていますので、
(森日菜美)
うんうん
(浜口議員)
この議員立法に関しては、色々な仲間とも議論しててですね、
(佐川)
そうですか!
(浜口議員)
今年か来年ぐらいにですね、そういった整備に対して、自動車整備士の不足問題ですとか、処遇改善に対してしっかりとした取り組みをすべき、というですね法的な裏付けを議員立法という形で、できないかと、そうたった議論もさせていただいている形でございます。
(佐川)
なるほど。それは楽しみですね。
(浜口議員)まぁ色んなですね、試策もやりながらですね、自動車整備士の皆さんが少なくとも、全職種の平均年収水準440万くらいをまずですね、全体の底上げが図れるようにしていきたいなぁという風に思っています。
(佐川)
最後はですね、ヒロピーさん!整備士の待遇云々は、実際の整備士本人ではなく、雇用主やお客様の意識を変えないとよくならないのではないのかなっていう。まぁその通りなんですけどね。
(浜口議員)
そうですね、まぁ先程も冒頭にもいいましたけど、経営者のマインドを変えるっていうのはその通りだと思いますよ。まぁお客さんもですね、整備士の皆さんにの仕事の付加価値ですね、重要性っていうのをもっともっと知っていただければ、整備の工賃に対する理解も進んでいくんじゃないかなと
(佐川)
そうですね
(浜口議員)
さらに今後より車が高度化していけばですね、より難しい修理を担って頂くことになるので、ユーザー側もですね、
(森日菜美)
うんうん
(浜口議員)
お客様側の意識を変えて頂いて、
(佐川)
はい
(浜口議員)
安全を守るためには、このくらいの修理費は当然だっていう風な部分もですね、これから意識していただけるようなそんな発信も重要になっていくんじゃないかなと思いますね。
浜口議員×現役整備士ヒロさん
(森日菜美)
ですね
最後にですね、整備士からのリアルな声を聞いてみたいと思いませんか?
(浜口議員)
いいですね
(森日菜美)
『輝け!ニッポンのメカニック』というコーナーを私たちやらせていただいているんですけれども、その記念すべき第一回のゲストである現役のメカニック、国産車ディーラーから輸入車ディーラーまで幅広く経験を持つ、整備士界の平井堅こと、ヒロさんに電話を繋いでみたいと思います!
こんばんは~
(ヒロ)
こんばんは
(浜口議員)
はい、こんばんは~
(佐川)
是非そのヒロさんの方から整備業界の課題というのを改めて浜口議員にですね、現役メカニックからお伝え頂きたいんですけれども、よろしくお願いします。
(浜口議員)
ヒロさん、こんばんは~、浜口です
(ヒロ)
はい。えっとヒロといいます。よろしくお願いします。
課題ですけど、大きく分けて3つ考えています。
一つ目が先ほど浜口議員がおっしゃったように、経営者の意識改革という部分で、旧態依然とした会社運営からの脱却、二つ目は僕自身が前向きな発信をしている意味に直結してくるところなんですけれども、整備をするだけでなくこれからの時代は自分とか周りのために、人や会社を変える強い気持ちとか意識を持った人材の確保っていうのが整備士においても大事かなという風に思います。
(佐川)
そうですね
(ヒロ)
で、3つ目が、次の時代を担う世代が夢と希望を持てる業界にする、本当これに尽きるのかなぁという風に思います
(佐川)
本当に大事ですよね~
子どもたちのなりたい職業TOP10に入ってくると本当にいいですけど、
(浜口議員)
そうですね(笑)まぁこの前の国会の議論でもですね
(ヒロ)
はい
(浜口議員)
赤羽国交大臣が新3Kの職場に整備士の皆さんの仕事をしたいとおっしゃっていたんですね、
(佐川)
なるほど
(浜口議員)
これはあの、自動車整備士の皆さんだけじゃなくて、いわゆる国交省が管轄している現場系の職種があるんですけど、建設業界とかも含めてですね、その、現場系の仕事をですね、新3Kというのは、一つ目のKが給料、
(森日菜美)
給料!
(浜口議員)
2つ目のKは休暇、
(森日菜美)
休暇!
(浜口議員)
そして3つ目のKは希望、まさにヒロさん言われてたですね、若い皆さんが自動車整備士の仕事にたいしてこう夢と希望を持っていただくためにも、自動車整備士という職業に対するマインドを変えていただけるような取り組みがですね、これからすごく重要になっていくんではないかと思いますね。
(佐川)
どうですかね、ヒロさん現場で日々働いているメカニックとしてその辺、休暇とか、給料とか、まぁ希望も、まさにお話いただいていたんですけど、現場メカニック視点でいうと、ここは実はちょっと違うんじゃないかとか、その通りだ、とかありますかね?
(ヒロ)
えっとですね、私はまぁ国産車ディーラーと輸入車ディーラーと両方経験させていただいて、本当にありがたいことに、どちらも割とその、整備士を大切に扱ってくれる会社だったので、よく世間で言われる、休みが取れないだとか、給料が安いだとかそういったことは一切なく、非常に恵まれた環境でやらせていただいています。で、そんな中で、やっぱりその、自分の経験とか感覚だけを鵜呑みにするのは危険だなと思っていて、Twitterで仲間の人にツイートと発信を見たりするとどうしてネガティブなツイートが多いなっていう風に感じています。たとえば、一つ目の給料の面、このラジオに出演させてい頂くにあたって、先日給料でよくTwitterとかでも挙げられるのが、営業さんとの格差であったり、
(浜口議員)
よく言われますね
(ヒロ)
はい、友人でも別のメーカーのディーラーで営業として勤めている人がいるんですけど、中途で入ったんですけど、整備士から営業にジョブチェンジした元からいる社員と研修とか受けたりして、やっぱりその整備士だとお給料的にきついから営業に変わった、で、待遇とかも聞いていると全然比べものにならないくらい営業さんの方が良くてっていうことがあって。そういうことがあったんでアンケートとってみたら、ありがたいことに988票、営業との待遇の格差について聞いたアンケートなんですけれども、えーと、988票の票を頂いて、待遇に関して、営業の方がいいか、サービスの方がいいか、格差が気にならない、その他の4つで聞いたんですけれども、74%が営業さんの方がいいという風に感じているようなんですね、で、サービスのほうが良いって感じているのが7%、気にならないと感じているのが11%という結果が出たんですね。ということは、やっぱりその営業さんとの格差っていう所が、まぁ割と生整備士たちの間でもやる気を削ぐ原因になっているっていうのは、普段SNSとかの発信を見ていて、僕自身感じるところですね。
(浜口議員)
まぁまさにこのところはですね、ヒロさん言われるように、僕の知り合いも整備士で入社したんですけどね、
(ヒロ)
はい
(浜口議員)
やっぱり、30代前半くらいで営業職に職種転換したっていう方も結構いらっしゃいますね
(佐川)
なるほど。
(浜口議員)
だから、これは事実だと思いますね。ここの処遇はですね社内的な処遇格差ですねで、ヒロさんが一番目に挙げていた経営者の皆さんの意識改革ですね、ここは、まぁ本当に難しい面でもあるんですけど、粘り強くですね、整備士の皆さんをしっかり若い皆さんから整備士という仕事を選択していただくには、そういった処遇を、働き方も含めてですけれども、やはり変えて頂かないといけないという意識を経営者の皆さんに持っていただくこともすごく重要な視点になってくるなって僕自身も感じますね。あと2点目の、ヒロさん言われてた整備士の皆さんが人とか組織を変えるという気合を持つべきだというのは、ものすごく素晴らしい提案だなという風に思うんですけれどもね
(佐川)
そうですよね
(浜口議員)
でも本当に現役整備士の方も整備士という仕事が大好きで、車いじるのが大好きで、色んな種類の車をいじれることがですね、まさに整備士のやりがいなんだということをですね、結構若手のエンジニアでも語ってくれる人がいるんですね、そういう人達を見ると整備士の将来も良い人材がくればもっともっと盛り上がるな、という風にはかんじるんですけれども、どうですかその辺は、ヒロさん
(ヒロ)
僕もまさにそれは思いますね、僕30代なんですけれども、2代のまだ本当にそこそこ若いスタッフをみて、本当素直に尊敬できるなって思うような素晴らしい人材のかたってやっぱりいるんですね
(佐川)
なるほど
(ヒロ)
なので、やっぱりそういった人達が、整備業界に若いうちは希望を持ってやっているけれども、僕の周りも実際30代とか中堅になってくると、思ったより給料が上がらないとか、周りと比較してどうだっていうので、前の会社でもそうだったんですけれども、30代で油がのってきて全然そんな気配がなかったのにポンっと会社を辞めちゃうっていうスタッフが意外と多いので
(浜口議員)
せっかくね、技術だとか知識も上がってきた段階でね
(ヒロ)
そうですね、それがすごいもったいなくて、自分の代がそうなってしまっているのであれば、次世代を担う若者たちは自分たちと同じようになってほしくないっていう風に本当に思いますね。僕も本当に車が大好きで、やっぱり誇りを持っているんで、やっぱりそういったやる気があってすごい有望な若い世代にも整備業界から離れてほしくないなって思うので、
(浜口議員)
そうですね、やっぱり整備業界の基盤は人だと思いますからね、やっぱり色々機械化が進んでいる部分ももちろんありますけども、人が整備士の仕事を支えてくれているっていうのはまさに紛れもない事実だと思いますので、
(佐川)
そうですね
(浜口議員)
やっぱり若い皆さん、とりわけ整備士にやりがいとか誇りを持って頑張っている皆さんが引き続きですね、誇りを持ってこの整備士業界の中で活躍できる環境づくりっていうのは、しっかり応援していきたいなと思いますよね。
(森日菜美)
ヒロさん今日は浜口議員とお話してみていかがでしたか?
(ヒロ)
はい、自動車業界を変えたいっていうすごい強い思いを持っていただいていて、すごく心強いなって思いました
これから良い方向に自動車業界がなっていけばいいなっていう風におそらくみんな本当思っていますんで、今後ともよろしくお願いいたします。
(浜口議員)
はい、ありがとうございます!
(森日菜美)
浜口議員、本日はありがとうございました!!
(浜口議員)
ありがとうございました!
ラジオ日本「#メカラジ」
※この記事は、ラジオ日本「#メカラジ」「輝け!ニッポンのメカニック」の放送内容に、時間の都合で放送できなかった部分を加え、独自に編集したものです。
- ラジオ日本( AM 1422kHz/FM92.4MHz/日テレ グループ )
- 番組HP : http://www.jorf.co.jp/?program=meka_radi
- ラジオアーカイブ(YouTube)はこちら : https://www.youtube.com/channel/UCiws3b7VMDamr2pZNh4PuBA
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番組パーソナリティ:2名
佐川悠)1985年生まれ。栃木県野木町出身
株式会社Seibii(セイビー ) 代表取締役CEO
2009年慶應義塾大学経済学部卒業、三井物産株式会社入社。
金属資源、リサイクルビジネス、自動車リビルト部品製造事業、南アフリカ駐在を経て
2019年に同社退社、株式会社Seibiiを創業。
森日菜美)2001年生まれ。東京都出身
2015年『校庭に東風吹いて』で映画デビュー。
以降、映画、ドラマ、モデル等幅広く活動中。
公式HP:https://www.toho-ent.co.jp/actor/1093
Instagram:https://www.instagram.com/hinami_mori/
Twitter:https://mobile.twitter.com/hinami__mori
整備士募集!!
Seibii(セイビー)は全国47都道府県のお客様に、安心・便利な車の整備・修理・パーツ取り付けサービスを届けるべく、日々事業拡大に努めています。同時に、メカニックのキャリアに寄り添う事業を創っています。その為にも、全国の整備士さんの力が必要です!
整備業界を少しでも良くしていきたいとの思いをお持ちの方、独立志望の方、少しでもご興味をお持ちの方がおりましたら、ぜひお気軽にご連絡ください!