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放置されている車を勝手に廃車にするのはNG!放置車両の対処について徹底解説

2022.07.03

放置車両に迷惑している人は意外と多くいらっしゃいます。

しかし、あくまで廃車されていない放置車両は法的には誰かの所有物である以上、勝手に処分することはできません。

また、ただの放置車両のみならず盗難車であったり犯罪に使用されたものである可能性もあります。

ここでは、そんな放置車両の処分方法についてくわしく解説します。

放置車両とは

ここでいう放置車両とは、土地の所有者の意思とは関係なく放置されている、または違法に駐車しているクルマを指します。

また、そのクルマには運転者がおらず、すぐにクルマを動かすことができない状態となっていることもあります。

放置されている車は勝手に廃車にできない

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ずっと放置され続け迷惑を被っている土地の所有者または使用者は、どうにかこの放置車両を処分することはできないかと考えるでしょう。

しかし、残念ながらどれだけ誰も取りに来る見込みがないクルマであっても、所有者がいる以上は勝手に廃車にして処分することはできまえん。

訴訟のリスクがある

勝手に廃車にできない理由は、クルマの形として残っている以上、どれだけこちらが迷惑や被車両害を被っていようが、無断で放置されていようがいまいがそんなことは関係なく、放置車両は誰かの所有物であり財産であるからです。

もし仮に何らかの形で処分・廃車することができたとしても、所有者が「同意なしに処分された」と不服申し立てすれば、損害賠償の請求など訴訟のリスクがあります。

一部で、はじめからそういったことを狙った犯罪もあるようです。

放置されている車を処分する方法

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さまざまな問題がつきまとう放置車両ですが、そのままこちらも何もしないままにしておくわけにはいきません。

処分するために、まずはじめにやるべきことを解説します。

持ち主を調査する

管轄の運輸支局、自動車検査登録事務所または軽自動車協会にクルマの所有者の開示請求をすることができます。

開示請求に際して、放置車両に関するもの、そのほかに必要なものや情報は以下のとおりです。

___1. ナンバープレートの情報
2. 車体番号
3. 開示請求をおこなう者の身分証明書
4. 正当な請求の理由
_
5. 開示請求費用(300円)__

参考URL:関東運輸局「登録事項等証明書交付請求」

撤去の要請をする

上記の方法により、放置車両の所有者を特定することができたら、所有者に撤去の要請をします。

方法としては【内容証明郵便】を送付することが好ましいです。

参考URL:内容証明郵便について

これは、「いつ」「どのような内容で」「誰から誰に差し出されたのか」を第三者である郵便局が記録を残すことで、証明することができるからです。

その後の万が一のトラブルなどに備えるために必要なことです。

また、場合によっては所有者の特定が困難であったり、連絡を取ることができないといった問題もあります。

その際は、放置車両の撤去を専門としたサービスを提供している会社もあります。

費用は無料~となっていますが、車の状態や地域、場所などによって最終的に必要となる費用にはかなり幅があるので注意が必要です。

放置車両の処分とういう面倒なことを代行してくれるサービスなので、こうしたところに撤去の要請を出すのも手段のひとつです。

警察に連絡をする

多くの方が思いつく方法のひとつが警察に連絡をすることです。

これは放置車両が犯罪に使用されたものであったり、盗難車である可能性も考えられるからです。

もし、そうでない場合はアドバイスや相談に乗ってもらえるかもしれません。

ただし、よほど悪質であったり大きな事件につながる可能性がない限りは、私有地における放置車両問題はあくまで民事不介入ですので、取り締まりなどはできません。

所有者が判明した場合は、放置車両の撤去に向けた指導がなされることもあります。

放置されている車の所有者と連絡が取れない場合

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放置車両の所有者と連絡が取れずに行き詰ってしまった場合は、どうすればよいのでしょうか。

貼り紙をする

所有者が定期的にクルマの状態を見に来ていることもあります。

期日を決めて、それまでに連絡がないまたは車両の移動がない場合には、廃車・処分をおこなう旨を貼り紙に記載して直接、放置車両に貼ります。

また、これらの経緯は写真やデータで保管し、万が一の訴訟の際などに備えることも重要です。

裁判所に頼る

ここまで解説してきた方法で所有者と連絡を取ることができずに、放置車両の移動ができない場合は、最終的に法的に正規の手順を踏んで、手続きをおこなっていく必要があります。

この場合、ナンバープレートの有無や所有者と連絡を取ることができるかどうか、放置車両にどれだけの価値を有しているのか…などで、裁判所での手続きの後の放置車両の処分の方法が変わってきます。

このように放置車両の処分に際して専門的な知識が必要となるので、裁判所に頼るときは事前に弁護士に相談をすることをおすすめします。

廃車にするための費用相場

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廃車にするための費用は、放置車両の状態により大きく異なります。

放置車両の多くは不動車であったり、ナンバーがない、車検切れなど公道を走行できないことが多いので、基本的にはレッカー業者に引き取りを依頼したうえで、放置車両に応じて書類を用意したり手続きをおこないます。

__車両の引き取りにかかる費用は0~3万円と幅広い相場となっています。

また、必要書類の取得に数百円~数千円ほどかかる場合があります。__

実際には、通常の廃車とは異なることから面倒なことも多く、手続きのために役所や陸運支局(軽自動車協会)を往復することも考えられます。

そういった場合はムダに交通費や時間がかさむことも考えられます。

放置車両も対象にした廃車買取サービスがあるので、個人ですべて行うよりもこういったサービスにお任せすることもおすすめです。

まとめ

放置車両の処分は非常に面倒です。

いくら、自分自身の敷地内にあるものであっても他人の所有物であることには変わらないからです。

また、安易な判断は不要なトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

放置車両の対応はトラブルを未然に防ぐためにも、おこなったことはすべてを記録をするようにします。

そのうえで警察や弁護士、放置車両の撤去サービスなどの専門家に対応の依頼をするのがベストです。

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