近年、ガソリン価格の高騰や環境意識の高まり、そして家計に優しいコストパフォーマンスが追い風となり、軽自動車の人気が再燃しています。
この状況下において、神奈川県で届出済未使用車・軽自動車専門店を展開する株式会社トータスが、「軽自動車ユーザーの車への満足度」に関する興味深い調査を実施しました。
20代〜60代の軽ユーザー331名の“リアルな声”から、選ばれる理由・満足ポイント・次回購入意向まで、軽自動車市場の現在を明らかにしています。
目次
軽自動車を選んだ理由はやっぱりコスパ!“経済性”
まず、軽自動車を選んだ理由として、最も多かったのが「維持費が安いから」(66.5%)という回答でした。
続いて、「運転がしやすいから」(56.2%)、「価格がリーズナブルだから」(55.3%)と続きます。
都市部では狭い道路や駐車スペースが多いため、小回りの利く軽自動車の利便性は大きな魅力となっている模様です。
現在の軽に満足している人は93%以上!
「今乗っている軽自動車に満足していますか?」という質問には、実に93.6%が“満足”と回答しています。
- 「満足している」:61.6%
- 「非常に満足している」:32.0%
これは、価格だけでなく、日常使いでの利便性や安心感など、トータルでの満足度が高いことを示したものといえます。
満足しているポイントも“コスパ重視”
実際に満足している点を聞いてみると、1位は「維持費の安さ」(31.3%)、2位が「運転のしやすさ」(29.3%)、3位が「燃費の良さ」(15.5%)という結果に。
特にガソリン代が家計を圧迫する現在、経済性が実感できる点が、多くのユーザーの支持を集めているようです。
購入時の重視ポイントは「車両価格」と「燃費性能」
軽自動車の購入時に何を重視したかという質問では、やはり「車両価格」(61.3%)と「燃費性能」(42.6%)が上位に。
続く「デザイン・カラー」(40.0%)からは、見た目や個性も妥協したくないというユーザー心理も垣間見えます。
購入先は新車ディーラーと中古車店で二分
現在の軽をどこで購入したかについては、「新車ディーラー」(48.3%)が最多でしたが、「中古車販売店」(26.9%)や「軽自動車専門販売店」(13.3%)と、多様な選択肢があることも浮き彫りに。
価格と品質のバランスを見ながら、自分に合った購入ルートを選ぶ時代になっているようです。
そして極めつけは…次も「軽」を選びたい人が88.8%!
「次に車を買うときも軽自動車を選びたいと思いますか?」という質問には、88.8%が「はい」と回答。
リピート率の高さは、まさにユーザーの信頼の証とも言えるでしょう。
軽自動車の満足度が高い理由とは?
軽自動車は単に「安いから」というだけではなく、日々の運転が楽になる、税金や燃費が抑えられる、車検や保険もリーズナブルと、生活に直結する満足度が非常に高い点が支持されています。
また、近年の軽自動車は安全装備やデザイン面でも進化しており、「賢く・快適に」乗れる選択肢としてのポジションを確立しつつあります。
まとめ 軽は“ファーストカー”の時代へ?
これまで“セカンドカー”としてのイメージも強かった軽自動車ですが、いまや家族のメインカー、あるいは単身者のファーストカーとして定着しています。
今回の調査結果からも、その実力と信頼性、そしてユーザー満足度の高さがよくわかります。
「次も軽にする」と考えているユーザーが約9割という数字は、軽自動車が今後も日本国内の自動車市場の主力であり続けると言えるでしょう。