地方都市のオーナーが多数、自宅駐車が主流に
調査対象の居住地域では、「地方都市」が46.1%と最多。次いで「東京23区外・神奈川・埼玉・千葉」が26.3%、「大阪・名古屋・福岡などの大都市圏」が17.1%、「東京都23区内」は10.5%にとどまりました。
この背景には、地方都市では自宅に駐車スペースを確保しやすく、輸入車のサイズを気にせず所有できる環境が整っていることがあるようです。
実際に、駐車環境の回答では「自宅の屋外駐車スペース」が43.4%、「自宅のガレージ(屋内)」が38.2%と、8割以上が自宅敷地内に車を保管していることがわかりました。
驚きの結果、74.3%が「駐車場代ゼロ」
注目すべきは、駐車場の月額費用に関する調査結果です。
- 1位:0円(自宅敷地内・無料)…74.3%
- 2位:10,001円〜20,000円…11.8%
- 3位:〜10,000円…6.6%
このデータから、輸入車オーナーの大多数が駐車場代をかけずに済んでいることが分かります。主に自宅敷地内に駐車スペースを確保していることが理由です。
一方、都市部では「50,001円以上」の高額駐車場を利用している例もあり、場所によってコスト負担に大きな差が生じています。
駐車場確保に「苦労なし」が9割超
「駐車場確保に苦労したか?」という問いに対しては、実に91.4%が「全く苦労しなかった」「ほとんど苦労しなかった」と回答しています。
反対に「多少苦労した」「とても苦労した」と答えた人は合わせて8.6%にとどまりましたが、その多くが都市部在住の方でした。
駐車場確保に苦労した理由としては、以下のような声が寄せられています。
- 希望条件に合う駐車場がなかった
- 車体サイズが大きく、機械式駐車場に入らなかった
- 自宅や職場近くでの空きがなかった
特に近年の輸入車は車幅が2mを超えるモデルも多く、機械式駐車場に入らないという制約が課題となっています。
まとめ 輸入車ライフには“地域性”が大きく影響
今回の調査から、輸入車の駐車事情は「地域差」が大きく影響することが改めて明らかになりました。
- 駐車場代「0円」が圧倒的多数(74.3%)
多くの輸入車オーナーが「自宅の敷地内」で保管しており、駐車場代はかかっていない。
特に地方都市ではスペースに余裕があり、自宅保管が主流。
- 都市部は駐車場の確保が難しく、コストも高め
東京都23区など都市部では月極駐車場の利用が多く、5万円以上かかるケースも。
輸入車はサイズが大きいため、機械式駐車場に入らない問題も発生。
- 駐車場確保に「苦労なし」が9割以上
全体の91.4%が「苦労しなかった」と回答。主に地方在住者が中心。
一方で都市部では「駐車場の立地・サイズ制限・空きの少なさ」が課題に。
- 今後の課題:都市部での輸入車保有環境の整備
車幅2m超のモデルが増加傾向にあり、駐車環境の見直しや多様な選択肢が求められる。
地方都市では、自宅での駐車が主流であり、コスト負担も少ないというメリットがあります。
一方、東京都心や大都市部では、スペース不足やコスト増が所有のハードルとなる傾向があります。
輸入車を検討中の方は、車両選びと同時に駐車スペースの確保や維持費用も見据えた計画を立てることが重要です。
今後も「外車王」では、輸入車ユーザーに役立つリアルな情報を提供していくとのこと。輸入車に興味を持つ方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。