車のエアコンから冷風が出ない!故障原因5つと検査・修理方法

長く車に乗っていると、急に【冷たい風が出ない】不具合に遭遇することがあります。カーエアコンから「冷たい風」が出ずに、生暖かい風だけ吹き出す場合、エアコンユニットのどこかに不具合が発生している可能性があります。この記事では、車のエアコンから冷風が出ない故障の原因5つとその修理について解説します。

車のエアコン:その仕組みと主要構成部品

冷たい風が出ない不具合の場合「エアコンユニット」のどこかに不具合がある可能性があります。

5つの主要構成部品から成るエアコンユニット

エアコンユニットは、主に5つの構成部品から構成されています。

  1. エアコンガスを圧送する「クーラーコンプレッサー(ACコンプレッサー)」
  2. エアコンガスを冷却・液体化する「コンデンサー」
  3. エアコンガス内のゴミを取り除く「レシーバー&ドライヤー」
  4. エアコンガスを霧状にする「エキスパンションバルブ」
  5. 冷気を作る「エバポレーター」

「車のエアコンの仕組み・エアコンユニットの主要構成部品」の詳細については別記事をご参照ください。

カーエアコンが「冷風」を生み出す仕組み

暑い夏に必須のカーエアコン。車のエアコンからは「温風」と「冷風」が出ますが、それぞれ別の仕組みによって生み出されています。ところで、車のエアコンが、どの様に「冷たい風」を作っているのか、意外と知られていません。この記事では、カーエアコンが冷風を生み出す仕組みについて解説します。

https://seibii.co.jp/blog/contents/car-air-conditioner-knowledge/

エアコンユニット内の圧力を確認

エアコンガスなど目に見えないものを修理する場合、正常な状態との比較から故障箇所を探っていきます。エアコンガスには常に圧力が掛かっており、ユニット内によって圧力が変化しています。この圧力を見ることによって、どこでどのような不具合が生じているのかを判断します。その際の点検に用いるのが、圧力を測定する「エアコンマニホールドゲージ」です。

マニホールドゲージで圧力を測定

エアコンマニホールドゲージは、エアコンの配管の圧力を見る道具で、低圧側と高圧側の2つに差し込み圧力を測定します。この圧力からエアコンユニットにどのような不具合が起きているのか判断します。

正常な圧力は低圧、高圧各々以下の通りです。

  • 低圧:2.0kg/cm2
  • 高圧:15kg/cm2

もちろん車両によって値は変化しますが、おおよその目安として上記の値が目安となります。

不具合の原因5つ

エアコンユニットに起こる不具合5パターンと、各々のケースでのマニホールドゲージの圧力の変化を解説します・

  • 原因1. エアコンガス不足
  • 原因2. エアコンガス漏れ
  • 原因3. エアコンの詰まり
  • 原因4. エアコンガスの圧縮不良
  • 原因5. コンデンサー冷却不足

原因1. エアコンガス不足の場合

エアコンガスが不足している場合、低圧側・高圧側ともに圧力が以下の数値前後まで低下します。

  • 低圧:0.5~1.0kg/cm2
  • 高圧:7~10kg/cm2

原因2. エアコンガスが漏れている場合

エアコンガスが漏れている場合は、ガス漏れを直してから出ないと、いくらエアコンガスを入れてもすぐにエアコンから冷たい風は出なくなります。

原因3. エアコンガスが詰まっている場合

エアコンガスがどこかで詰まってしまうと、冷凍サイクルが行われなくなり、冷たい風が出ない原因になります。
ゴミや水分を取り除く「レシーバー&ドライヤー」や、エアコンガスを霧状にする「エキスパンションバルブ」などで不具合が起こると、エアコンガスの詰まりが生じます。特に「エアコンユニット」内部に水分が混入すると、エキスパンションバルブで水分が凍結し出口を塞いでしまいます。

その場合の低圧・高圧の数値は以下の通りとなります。

  • 低圧:0~負圧
  • 高圧:5~6kg/cm2

この場合、エアコン作動直後は冷たい風が出るものの、徐々に暖かい風に変わるといった症状が出ます。また、マニホールドゲージの圧力が、徐々に負圧へと変化していきます。

原因4. エアコンガスの圧縮不良

エアコンコンプレッサーはエアコンガスを圧縮・圧送します。しかし、コンプレッサーが故障すると圧力が上昇しません。コンプレッサーが故障した場合には低圧側の圧力が上昇し、高圧側は低下します。

  • 低圧:4~6kg/cm2
  • 高圧:7~10kg/cm2

エアコンガス(冷媒)に圧力が掛からないために、エアコンガスがゆるいガス状態でエアコンユニット内を循環してしまうことによります。そのため、本来圧力が下がるところで下がらず、低圧側の圧力が上昇してしまいます。

コンプレッサーが故障すると、エアコンの電源をOFFにすると低圧と高圧の圧力がすぐに同じ圧力となります。

また、コンプレッサーがきちんと作動していない場合は、コンプレッサー本体を触っても熱くありません。

原因5. コンデンサー冷却不足

エアコンガスの量が多すぎたり、コンデンサーに走行風がうまく当たらない場合も、エアコンから冷たい風がでません。この場合、低圧側・高圧側ともに圧力が上昇します。

  • 低圧:2.5~3.5kg/cm2
  • 高圧:20~25kg/cm2

コンデンサー冷却用のファンの故障やコンデンサーにビニールやゴミが付着している、なんてこともあるので、きちんとした点検が必要です。

カーエアコンの修理費用

車のエアコンの修理金額は、修理する箇所によってかなりの金額の開きがあります。

エアコン・コンプレッサー(ACコンプレッサー)本体を取り替える場合、4~5万円はかかります。

また、エアコンユニットの修理が必要な場合、ダッシュボードを全て取り外して作業しますので、工賃が高くなってしまいます。

このように、エアコンは修理する箇所によって、部品代、工賃ともに大きく開きがあるため、エアコン修理金額は一概には言えないのです。

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